2016年 1/10のおとあそび工房

2016年1月10日 〜おとあそび工房〜 あづき

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2月も終わりにさしかかっていますね。

新年1発目の。1初目の。おとあそび工房の記録、あらわします。

1.初もうで

2.ねつをかんじてあるく

3.オニ(ついな式)

4.2030年のイントロクイズ

5.Voice with 万葉

 最初のプログラムは、『はつもうで』

鐘で作った鈴など、創意工夫によってホールに神社が建立されました。今日の神様は、万葉さん。万葉の由来には、万(よろず)の世、いつまでも、いつの世までも、という説があるそうです。そんな万葉さんが、今日の神様です。

ひとり、ひとり、おまいりをする。いろんなやり方で。いろんなダンスで。

まわりのみんなが音楽で、神前の道を囃し立てる。 

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『ねつをかんじてあるく』

舞踏家の、かまたさんの提案。むかし、目の見えないダンサーから教わったそうです。目を閉じて。暗闇で。ゆっくりと歩く。方向を感じられるのは、だれかの、手の「熱」のみ。「人によって熱さがちがった」「手の香りがするから、わかる」 

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『オニ(ついな式)』

追儺(ついな)とは、大晦日(旧暦12月30日)の宮中の年中行事であり、平安時代の初期頃から行われている鬼払いの儀式[1]。「鬼やらい」(鬼遣らい、鬼儺などとも表記)、「儺(な)やらい」とも呼ばれる。」(Wikipedia)

ついな式を、やってみようということになりました。

神の前に伸びていた道を、今度は鬼たちが通るようです。

踊り鬼、女鬼、行列鬼、暴れ鬼、転び鬼...。来た道を、戻る鬼もいました。

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『Voice with 万葉』

万葉さんは、嬉しいときなど、歯ぎしりをしたり、声を出したりする。言葉にできないけれど、「ぐぅぃいーーー」「んむっ、んむっ、んむっ、んむっ」

そんな万葉さんの声とセッションしてみたらどうなるかな。特別大サービス、音声ファイルです。

最後は、なっちゃんによる十八番のイントロクイズ。

今日は、1997~2007(11年!)というめちゃめちゃ幅広い時代のポップス。答えれたり、答えれなかったり。なっちゃんのイントロ知識は、本当に計り知れないものがある。

さて、ここからの流れがいつも違った。なんと「2030年のイントロクイズ」と題して、なっちゃんが答える側にまわる展開に。

第1問。

ズンバドゥ、バッ、バドゥ、ズダララ、ズゥー♫

この曲は一体?

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なっちゃんみのもんたの、ごめんなさい」

 

第2問。

パーパッパ、パーパパ、パパー。パッパッパ♫

この曲は一体??

なっちゃん和田アキ子の、パーパッパ」

第3問。

トゥピトゥパ♫トゥピトゥパトゥピトゥパ♫

この曲は一体???

なっちゃん「小島よしおの、トゥピトゥパ」

その後もなっちゃんの素晴らしい回答が飛び出しまくり、答えは2030年に持ち越し、ということになりました。

 

以上です~♫

にぎやかワイワイで、幸先の良いスタートを切りました~~、2016年のおとあそび工房。
昨年盛況に終わったLIVE後、最初のワークショップでしたが、いろんな人がやってきて、新鮮な風が吹いておもしろかったなぁ。

次回のワークショップは3/27(日)!

行きたいなぁ~。

↓↓↓注目!!!

そうそう、来る3/7(月)、昨年のライブを映像で見ながら

「演じること〜福祉現場と劇場の往復による作品作りを通して〜」

というテーマのシンポジウムを開くことになりました~。

詳細については、次の記事にて!

こちらもぜひぜひお越しください~。

工房LIVE、ふりかえりの会開催!

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おとあそび工房の公演を振り返り、「演じること」という視点から障害のある人とのパフォーマンスについて考える会を企画しました。
3月7日、月曜の夜です。どうぞお越しくださいね!
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おとあそび工房公演振り返りの会
「演じること〜福祉現場と劇場の往復による作品作りを通して〜」
2016年3月7日(月)18時半~21時 <参加無料・申込不要>
会場:大阪駅前第二ビル6階(大阪市立大学サテライトキャンパス)108教室 
   http://www.gscc.osaka-cu.ac.jp/access/
        報告者:沼田里衣(おとあそび工房主宰)
 ゲスト:菅原直樹(俳優、介護福祉士
 司会・コメンテーター:嶋田久美(日本学術振興会特別研究員)
企画趣旨:おとあそび工房では、知的障害者を含む一般参加者と共に、即興性と創造性を重視した様々な演目を生み出してきました。今回は、昨年12月に実施した公演の映像を出演メンバーと共に振り返り、さらに「演じること」について、福祉現場と劇場を往復しながら作品を制作している菅原直樹氏を迎えて考えたいと思います。「生の芸術」と呼ばれることもある障害者アートを、演じるということを通して考え、その福祉と芸術のあり方の双方における意味について考えます。
[プロフィール]
■沼田里衣 大阪市立大学都市研究プラザ博士研究員。2005年より知的障害者と音楽家、音楽療法家が新しい音楽表現の地平の開拓を目的に活動する「音遊びの会」主宰、2014年よりおとあそび工房主宰。技術や価値観の差異を超えた音楽作りについて研究を続けている。
■菅原直樹 俳優、介護福祉士四国学院大学非常勤講師。「老いと演劇」OiBokkeShi主宰。劇作家・演出家の平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として働く。介護と演劇の相性の良さを実感し、地域における介護と演劇の新しいあり方を模索している。2012年、岡山県和気町に移住。2014年より認知症ケアに演劇手法を活かした「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。OiBokkeShiの活動を密着取材したドキュメンタリー番組「よみちにひはくれない〜若き“俳優介護士”の挑戦〜」(OHK)が第24回FNSドキュメンタリー大賞で優秀賞を受賞。
■嶋田久美 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員。専門は音楽学・美学。近年の研究テーマは、地域医療福祉における芸術活動の役割について。主要論文に「「装置」としての表現活動:ラ・ボルド病院、べてるの家を例として」(『美学』第63巻第1 号、2012年)、「コミュニティ音楽療法の射程:「制度」の観点から考える音楽療法士の役割」(『人間・環境学』第24巻、2016年)などがある。
「老いと演劇」OiBokkeShi 俳優で介護福祉士の菅原直樹を中心に、2014年に岡山県和気町にて設立。「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、介護現場・劇場などで創作上演、お年寄り向けの遊びリテーション、一般市民向けの演劇ワークショップ等を実施。演劇という、太古から営々と築き上げられた芸術活動によって、「老い」「ボケ」「死」の明るい未来をあぶり出し、地域社会の活性化を目指す。
おとあそび工房 おとあそび工房は、2014年6月に始まった、おとやからだで色んなあそびをするための工房です。月に一回、東灘区民センター小ホール3階の木々の先っぽが見えるのびのびした空間で、まだ見ぬ表現を探す旅のお話を、障がいのある人を含めて老若男女で紡いでいます。http://otoasobikobo.hatenablog.com/
お問い合わせ先  沼田里衣  riinumata@gmail.com
主催:大阪市立大学都市研究プラザ 共催:おとあそび工房

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